「瓦」と「スレート」の違い・意味と使い方・由来や例文

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瓦は「土を焼いて作られた屋根材のこと」。

「屋根瓦」と言い換えると分かりやすい。

スレートは「屋根材として使われる建材のこと」。

「コロニアル葺き」と言い換えると分かりやすい。

「瓦」は都会の建築では余り使われなくなっています。

都会以外の場所や伝統建築では見られるものの、主流は「スレート葺き」になっています。

「瓦」は外来語

「瓦」の語源をたどるとサンスクリット語の「カパーラ」と言う皿や鉢、骨などを意味する言葉から来ていると言われています。

「瓦」と言う漢字は曲がりくねった形状から造られた文字の様に見えます。

素材は粘土で素焼きをしたものです。

種類も多く、粘土瓦や金属瓦、セメント瓦、石瓦などがあり、形状も様々で平瓦、桟瓦、丸瓦、鬼瓦などがあります。

「スレート」は人工スレートが普及

「スレート」は屋根瓦の一種で、天然スレートは粘板岩を薄く割瓦の様に使用するものです。

普及している人工スレートは別名カラーベストやコロニアルと呼ばれています。

「瓦」と比較し重量が半分と軽いことがメリットとしてあり、地震に強いと言われますが、割れやすい欠点もあります。

日本の大半の屋根材はコロニアル葺きになっているようです。

「瓦」から「スレート」への意向は阪神大震災が原因

日本の屋根材は長い間「瓦」が主流でしたが、阪神大震災で瓦葺の木造建築物が「瓦」の重みで倒壊したことを教訓に「スレート」に移行したものです。

それ以前から、「スレート」は存在していましたが、急速に普及したのは地震が契機になっています。

特に都会では「瓦」は珍しくなっています。

耐震対策の一環として「スレート」が採用されているということです。

「瓦」と「スレート」とは

「瓦」は伝統的な屋根材として長い間使用されていますが、その重さが地震対策では嫌われてしまい、「スレート」に置き換わる現象が起きました。

「瓦」は伝統的な寺社建築物にはまだ使用されますが、一般的な都会の住宅ではほとんど使われません。

「瓦」は粘土を焼いたもので、種類も焼き物以外に多くあります。

「スレート」は粘板岩のことですが、天然スレートは少なくほとんどが人工的に作られたものになります。

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