「密告」と「チクリ」の違い・意味と使い方・由来や例文

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密告は「密かに通報をする行為のこと、制度として当局に内通する行為のこと」。

「通報」と言い換えると分かりやすい。

チリクは「個人的な通報行為のこと」。

「告げ口」と言い換えると分かりやすい。

「密告」は制度として行う場合があり、制度化している国もあるのです。

「チクリ」は制度ではなく、個人的な告げ口のことを言います。

「密告」は内通のこと

「密告」を奨励する国があり、韓国や中国では制度化されています。

不正や汚職などの告発は奨励されるべきものなのかも知れませんが、ともすると他人を陥れることにもなりかねません。

中国の密告制度は政治的な反発や批判、あるいは外国人のスパイ行為に関してのもので、報奨金が与えられるというものです。

また、インターネットでも密告は奨励され、「通報サイト」が存在します。

「チクリ」は告げ口のこと

「チクリ」は相手を貶めるために行う告げ口のことです。

若者の間で流行った言葉で、告げ口や密告などの行為を言います。

他の意味では、針などで刺す行為も言い、「注射をされてチクリと痛んだ」「ハチにチクリと刺されてしまった」「足の裏にチクリと痛みがあり、何かを踏んでしまったようだ」「彼にチクリと嫌味を言ってやった」などと使います。

「密告」はチクリのこと

「密告」は告げ口やチクリのことですが、制度としてのものになります。

「彼のスパイ行為を当局に密告した」、「チクリ」は個人間のことになります。

「彼の浮気を彼女にチクってやった」などと使いますが、どちらも「相手に知られずに通報すること」と言う共通点があります。

「密告」は内容が重要なこと、「チクリ」はそれほどでもない内容を言います。

「密告」と「チクリ」とは

「密告」は制度化された通報システムのことで、国家が行う場合や企業が内部告発を受ける場合などがあります。

インターネットでの拡散も一種の密告・告発行為となります。

国では韓国や中国などが制度化しています。

日本でも「隣組」と言う密告制度が戦時中にありました。

「チクリ」は「告げ口」のことで、若者の間の隠語です。

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