「貸借」と「消費貸借」の違い・意味と使い方・由来や例文

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貸借は「有償・無償でものなどを借りること」。

「物品貸借」と言い換えると分かりやすい。

消費貸借は「金銭などを貸し、同等の金銭などを返してもらうこと」。

「金銭貸借」と言い換えると分かりやすい。

貸借は「使用貸借」と「賃貸借」があります。

「消費貸借」は普通、金銭に関する貸借になります。

主に契約に使われる言葉です。

「貸借」はものの貸し借り。

「貸借」はものを借りることで、後で同じものを返してもらうことです。

無償の場合は「使用貸借」と言い、有償の場合は「賃貸借」と言います。

アパートやマンションを借りる時は「賃貸借」の契約をします。

後で同じものを返すという原則ですから、借りた部屋を変えたり棄損したりすると現状復帰を求められるのです。

そのために敷金を差し入れておく習慣があります。

「消費貸借」は金銭契約

「消費貸借」は主に金銭の貸し借りの時に使われます。

貸したものと同等のものを返す約束になります。

「同等のもの」と言うことですから、お金は使ってしまうので、同額の金銭で返すという意味です。

物でも同じことが言え、同じものが返せない性質のものであれば、同等のもので返すのです。

例えば「水」を借りたら「水」で返すのですが、同じ「水」ではありませんから「消費貸借」となります。

契約は「貸借」と「消費貸借」

物や金銭を借りる契約は「無償貸借=使用貸借」「有償貸借=賃貸借」「消費貸借」などがあります。

借りたものと同じものが返せるならば「貸借」になり、お金など同じものが返せない場合に「消費貸借」となるのです。

「お金などは消費するもの」と言うことです。

ですから契約書には必ずどのような契約なのかが、ハッキリと分かるものになっています。

「金銭消費貸借契約書」「賃貸借契約書」「使用貸借契約書」などとなるのです。

「貸借」と「消費貸借」とは

「貸借」はレンタルなど同じものが返せることです。

無償で借りる場合は「使用貸借」と言い、有償で借りるレンタルや賃貸住宅などは「賃貸借」と呼んでいます。

「消費貸借」は借りたものを使って消費してしまうので、同じものを返せない場合、つまり金銭を借りる場合などに使われます。

金銭以外には消費してしまう性格のものなら該当します。

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