「布告」と「公布」の違い・意味と使い方・由来や例文

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布告は「国が決めたことを一般民衆に知らせること」。

あくまでも主体となるのは国であり、そういった大きな存在が決めたことを国民に伝えるという行為を布告と表現していきます。

公布は「国が法律などを発表すること」。

公布という言葉は多くの場合、法律などにおいて使われる言葉です。

法律の場合には官報に掲載して公表するという形が一般的と言える状況です。

「布告」の意味

布告とは、国が決めたことを一般民衆に知らせることです。

何かを知らせるという意味の言葉ですけど、その主体となるのは国であり、国が国民に対して何かを発表していく際に使います。

ただ、そういったシーンであっても布告という言葉を使用する機会はあまり多くありません。

それに代わる言葉がいくつもあるので、そちらが使われることも多々あるのです。

「公布」の意味

公布とは、国が法律などを発表することです。

国が主体となって発表するという点においては、布告と大して変わりませんが、その内容は法律などに限られます。

したがって、限られたシーンでのみ使う言葉と言えるでしょう。

だから、公布に関してはそれだけ見聞きする状況は少ないと言える可能性があるので、ここはポイントになります。

「布告」と「公布」の用法や用例

「国が民衆に対して布告をするようなときは、たいていかなり重要な内容であることが多い。

国民の生活に大きく影響するような事柄であると思った方がいいだろう。」

「日本では今まで多くの法律が公布されてきたが、それをいちいちチェックしている人は多くない。

法律なんて世の中には山ほどあるから。

気にしてもしょうがないと思うのかもしれないな。」

布告と公布は対象にするものが違う

布告と公布に関しては、どちらも国が国民に対して何かを発表する際に使っていく言葉です。

したがって、同じような場面で使用する傾向にあります。

ただ、布告はこれといって内容が定まっていないのに対して、公布は主に法律を対象にしていきますから、そこで違いを見出すことができます。

どちらもそこまで頻繁に使用する言葉ではないものの、区別はできるようにしておきましょう。

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