「うかつ」と「そこつ」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

うかつは「よく考えないでしてしまう行動のこと」。

「不用意」と言い換えると分かりやすい。

そこつは「慌ててしてしまう行動のこと」。

「軽率」と言い換えると分かりやすい。

うかつは迂闊と書き「鈍いこと、疎いこと」と言う意味です。

「状況判断」が出来ない中での言動のことで、不用意・不注意なことです。

そこつは粗忽と書き「雑でいい加減」と言う意味になり、慌てて何かをしてしまうこと、勘違いをすることなどの意味になります。

「うかつ」はうっかり

「うかつ」はうっかり・不覚・油断・不注意・不用意・配慮不足などの言葉が該当する様子のことです。

「心、そこに非ず」と言う状態なのです。

そのような状態での行動は、考えたものではないので当然間違えるか正しくないのです。

例えばものを忘れること、失言をしてしまうこと、反射的に行動してしまうこと、失念してしまうことなどが当てはまります。

「そこつ」は慌てること

「そこつ」は慌てて何かをすることです。

「粗忽」には「雑な・いい加減な」と言う意味がありますから、早合点すること、勘違いをすること、何かを忘れてしまうこと、失敗をすることなどになります。

「粗忽者」は慌て者のことで、忘れることや勘違い・早とちりをする癖のある人のことです。

普通の人でも程度の差はあっても忘れることや早合点はあるものです。

「うかつ者」「そこつ者」はどこにでもいる

落語や狂言に「粗忽の使者」と言う演目があり、主人の使いで口上を伝えに赴いたところ、忘れてしまったということからドタバタがあり、落ちは初めから聞いてこなかったというものです。

忘れたと勘違いし実は聞いてこなかったというそこつ者の話です。

ここまでひどくなくても日常生活では「そこつ者・うかつ者」は結構いるものです。

「うかつ」と「そこつ」とは

「うかつ」は慌てて何かをしてしまうことです。

早とちりもそうですが、大体は失敗か間違えたことをしてしまいます。

「そこつ」は心がそこにないために、おかしなことをしてしまう様子です。

不用意・不注意なことを言います。

物忘れ・失言・失念など注意すれば起きないことも起きてしまうのです。

「うかつ」も「そこつ」も失敗が潜んでいるのです。

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